おとうさんが綴った日記。
今まで知ることのなかったおとうさんの想い、日々が
そこにはあったのです。
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1997年6月16日「父の日がここにあった」
 夜雨が降ったらしい。
散歩のときからチラチラ。傘持って出かける。今は曇り。

朝起きてみると椅子の上に物が置いてある。ファザーズデイの包み紙。
トモキチに聞くと、「買ってもらったんだい」。
嫁さんだ。女の子はそういうことする。

焼酎2本。泡盛古酒と栗焼酎。
リョウは金がないらしく気になるが。

父の日がここにあった。

明日午後、29日の件で打ち合わせ。「先生の退職を記念する会」とある。
参加30名。ままだろう。参加者のはがきもらってくる。
気に入った。情のこもった文章。
今週、来週は楽しみが多い。

昨日の昼、今頃炬燵しまった。テーブルにする。広いからいい。
時計持ってきて、トモキチとリョウの写真入れた。

1997/6/15 父の日と娘と焼肉。
 土日と休み。珍しく並みの暮らしだ。
梅雨だが、4日続けて雨なし。
夕方、リョウが来る。迎えにいく。

焼肉にいく。ジョッキ飲んで焼肉。なんてことのない話。
早く婚約しろとか。彼の弟が結婚するとかで、
リョウ、着物着ようとか。どういう立場で出るのかという。
彼の父母は正式に紹介するといい、
ナギサは渋っている。

ふっきれない彼、趣味が合わぬとかもありそう。
でも、時間の問題か。

兄・トモキチは、午後からミキさんと来ていた。
夕方前にまた出て行く。家探しとか。

父の日というが、
リョウがきて、焼肉食ったということ。

昨日デパートで半そでシャツ2枚買った。普段用と会議用と。
そして、ビザ用に写真撮る。
1997/6/14 劇団民藝
 晴れている。白い雲は見えるが、吹く風は涼しい。
昨日は水道橋のサカイヤで山のズボンとシャツ買った。3万円也。
大胆だな、と思う。在職時には考えられないこと。
今日もシャツ買おうとしてる。

民藝の舞台を見た。「アニマルファーム」。
四本足の表現がおもしろかった。
新鮮。時々入る鳴き声も面白い。
現代に置き換えると、管理社会が見える内容か。

夕方、リョウ(娘)が来るらしい。
退職祝いの晩餐か。明日は父の日。


1997/6/12 山へ
曇っているが、白い雲。
あいにくのもので、昨日の山行きは最悪であったことになる。
しかし、雨もまたよし、と今回で知った。

筑波山は予想以上にしんどかった。
約二時間か、急斜面を登った。
途中しんどい人は前へ、と言ったら、半分くらいの人が前へ出た。
それぐらいのしんどさ。
おれは出なかったが、下りも急。すべる石に気をつけつつ下った。
ズシッとした疲労感だった。

雨で全てびしょびしょ。
温泉みたいな綺麗なところあり、入る。
ジョッキ2杯のみ、全身取り替えてせいせいした。

年金の通知がきた。近々振込みだという。
別の金をおろして、明日山のもの東京で買おうと思う。
水曜の尾瀬行きに備えたい。
ようやう、設計ができそうだ。


1997/6/9  「朝。」
 菊池さんにもらった花瓶に差したくちなしとざくろの葉が、
濃い緑で電燈の光を跳ね返している。

外は曇り、いよいよ梅雨入りか。
今すがすがしいもの、夏椿、紫陽花、つつじはもう色あせた。
やがてあおいになろう。

退職後の生活が、生き方がどんどん変わってくる。
新しい仕事への深入りがどんどん続く、給料も決まった。

そんなこんなで、日記をちゃんとつけることにした。
時間はあるのだし・・・・・・。
とにかく、現役という感じの強い今だ。山へ行ったり、植物散歩に行ったりすると、
ついと、自由を感じる。

のどかな植物、ゆったりとした時間。
午前のゆったりした時をバスにゆられたり。
これまでにない時間の中に身を置くゆとりだ。

一方で、「人権情報誌スティグマ」の仕事も見えてきたりする。
緊張感の中にも、新しい世界に引き込まれるのを感じる。
エスニックコンサートから、ネパールを知り、申し込んだのもその一つだ。

どんどん広がっていく世界。同時に、自信みたいなものもついてくる。
ゆったりしたいが、ゆたりもしていられない。
それでいいのだろう。
はじめに。
  はじめまして。管理人のmamikです。

このブログは、定年後に父さんが
書き綴った日記は大学ノート6冊分に及びます。
その中から、管理人が選んだものを掲載していきます。

無口で、あまり多くを語らずに、
家では置物のように縁側に座って庭を眺めてた。

そんなとうさんが日々、何を想っていたのか、
この日記を読んで初めて知りました。
定年後の仕事のこと、家族のこと、四季折々。


そんな日々さすらう思いをコツコツと綴ったこの日記。

読んでもらえると光栄です。